Agora

突出した才能が、AIと深く議論して、
まだ世にない新しいものを生み出すプログラムです。

Agoraとは
どういうものか

いまAIは、東大入試を首席合格できるようになったり、数学オリンピックで金メダルを取れるようになりました。既存の試験のように、「答えの決まった問題を与えられて解く」力は、これからAIに置き換わっていきます。

そこで重要になってくるのが、「自分で問いを立てる」力です。起業家がそうであるように、答えのない取り組む価値のある課題を自分で見つけ、どう解くか、誰を巻き込むかまで自分で決めて実行していく、そういった力です。

AIを"答えを引く道具"ではなく"一緒に考える相手"として深く使いこなし、自分の興味から、AIだけでは出せない新しいものを生み出して世に出す。そういった経験を持てる場をつくりました。

AIは、雑に聞けば雑に答えます。「いいアイデアを出して」と頼めば、どこかで聞いたような"ありもの"の寄せ集めが返ってきがちです。誰が聞いても同じ、無難で平均的な答えです。

でも、誰でも手に入る答えに価値はありません。本当に新しいものは、その先にしかない。

—— 「それは結局あれとこれの寄せ集めだ。ゼロから組み立て直そう」

—— 「その結論は綺麗すぎる——間違っているとしたら、どこが崩れる? 反例を作って」

覚えた公式を当てはめるのではなく、公式そのものを自分で導くように、根っこから問い直し、AIが詰まる限界まで追い込む。最後は人間がその先に一歩踏み込んで、新しい境地にたどり着くイメージです。

Agoraの
具体例

このプログラムは、AIとのある対話から生まれました

① AIの最初の答えは、賢そうな"寄せ集め"でした

六本木ベンチャーキャピタル Founding Partnerの山田が、AIにこう頼みました。「ありきたりな自分のインキュベーションプログラム案を見直したのですが、世にある類似サービスとの差別化が弱く、革新的とは言えない設計になっています。あなたは生成AIとして、世界のあらゆる事象を学習し、新しい概念を生成する力を持っているはずです。これまでにない優れたプログラム設計を、じっくり考えていただけませんか」。

AIは「破壊的な5原則」と銘打って返してきました。横文字が並び、いかにも新しそうです。けれど山田は感じます。「これらは、どこかで見たことのある有名な起業プログラムのやり方を、寄せ集めて横文字で包んだだけに見えます。もっと根本から考えられないでしょうか」。言い換えて出し直してもらっても、中身は同じ。山田は3回、突き返しました。

②「公式を自分で導くように、ゼロから考えてほしい」——AIが数学者のように動き出す

そこで山田は、頼み方を変えてみました。「色々と既存のものを調べて組み合わせる答え方ではなく、原点からゼロベースで考えていただけないでしょうか。目標を達成するために何が必要か、まるで公式を導き出すように、思考の過程そのものを示してほしいのです」。

すると、AIは別人のように"構造"で考え始めます。まず「成功」を、一つの式に書き直しました。

P(成功) = P(E1) × P(E2|E1) × P(E3|E2) × P(E4|E3) × P(E5|E4)

E1〜E5は、順に越えていく関門です——E1:「自分にもできる」と気づく/E2:作る/E3:世に出す/E4:続ける/E5:社会と噛み合う。掛け算なので、どれか一つがゼロなら、全部ゼロになります。

そこでAIは、急所を一点に絞りました。「日本の優秀な若者の多くは、E2から先で詰まっているのではありません。一番最初のE1が、ほぼゼロなのです。"自分にもできる"と気づく前に、医学部や大企業へ進んでしまうからです」。

さらにE1を分解します。なぜ気づけないのか——(a) 自分を"偏差値の位置"でしか定義していない、(b) 身近に挑戦している人がいない、(c) 失敗の代償が大きすぎて一歩を踏み出せない。そして、それぞれをどう解きほぐすかまで、導いていきました。

③「綺麗すぎませんか。自分で疑ってみてください」——AIが自分の答えを壊す

ここでも山田は止めません。「少し綺麗にまとまりすぎている気がします。一度、ご自身で疑ってみてもらえませんか」。

すると、AIは自分の結論を壊し始めました。「そもそも、E1が最初という順番は本当でしょうか。ザッカーバーグもジョブズも、順番が逆でした。先に作って世に出して、"自分は起業家だ"と気づいたのは後です」「そもそも、天才に"教える"ことは効くのでしょうか。彼らが変わるのは、授業ではありません。廊下での一言や、深夜にたまたま読んだ論文です」。

——自分がさきほど出した答えを、自分で壊して、その先へ進んでいったのです。

④ そして、まだ世にないものが生まれました

気づけば、最初の賢そうな答えとは比べものにならない発想が、いくつも生まれていました。本当に大事だったのは、答えの中身よりも、ここに至る"やり方"——AIに答えを"もらう"のではなく、疑い、壊し、ゼロから導かせ、また疑う、という向き合い方そのものでした。

「AIと深く問う」試み自体は、世の中にあります。けれど、Agoraが新しいのは、その先です。突出した才能を持つ中高生が、AIを"答えを引く道具"ではなく"一緒に考える相手"として深く使いこなし、自分の興味から、AIだけでは出せない、まだ世にない新しいものを生み出して世に出す。 その思考の過程そのものを"作品"として世に出し、うまくいけば対価にもつながる。これまで学び・消費する側だった学生が、生み出して世に出す側に回る——この形は、まだ世の中にありません。

——そして、この「Agora」というプログラム自体が、まさにこの対話の中から生まれました。Agoraは、その"AIとの向き合い方"を同じ熱量の仲間と身につけ、まだ世にないものを生み出していく場です。

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Agoraに
参加するメリット

AI時代の頭の使い方が鍛えられ、作品という実績が残る

AIが何でも答える時代に、人は何をどう考えればいいのか。その問いに、机上の話でなく、実際にAIと組んで新しいものを作りながら向き合えます。ここで鍛える「AIを浅く使わず、深く考え抜く力」は、この先どんな道に進んでも効く、時代の最先端の武器です。そしてそこで生まれた思考や作品は、点数では測れない、あなただけの実績として残ります。例えば海外大学の出願等において『自分は何を考え、何を世に出したか』を語る、強い材料になります。

知的好奇心が、存分に満たされる

突出した才能を持つメンバーと共にAIを限界まで使い倒し、それでも詰まる瞬間を見て、その先へ自分で踏み込む。この知的格闘は、なかなか味わえるものではありません。さらに、Agoraを運営・伴走する大人——京都大学で数学を専攻した金融のプロ、10代で会社を複数立ち上げ売却した経験をもつ起業家——とも、直接議論して思考の幅を広げられます。

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失うものがない、起業の予行演習

手間や時間がかかる企画・運営・編集・販売などは、主催の山田が引き受けます(これらも一緒にやりたい場合も大歓迎です)。だからあなたは、一番面白い「考える」部分だけに、短い時間を使えます。一人で始めるのと違い、仲間や経験者と分担して進むので、個人でやるよりずっと形になりやすく、失敗しても痛手はありません。

成功時のリターン

生まれた作品は、noteや本、事業になりうる。時給で時間を切り売りするのではなく、当たれば天井のないリターンにつながります。東大生が高単価の塾バイトで稼ぐより、ずっと意味のある"挑戦"になる。学生のうちに、自分の頭脳そのものが価値になる経験は、海外大の出願にも、その先にも効きます。

Agoraの
開催形式

Agoraは、決まった期間に毎週集まるような"講座"ではありません。一度メンバーになれば、あとは面白そうなテーマのときだけ、2〜3時間参加して成果物にする、というような参加方法も選択できます。

だから、学業・部活・塾・受験などで忙しくても無理なく続けられます。やり取りはオンライン中心を想定しています。参加費は無料、少人数の選抜制です。

参加について

第1期は、ごく少人数を選抜して進めています(広く募集はしておらず、招待・ご紹介を中心にしています)。

それでも「自分はここで考えてみたい」と感じた方は、今いちばん深く問いたいこと、または、これまで時間を忘れて取り組んだことを一言添えて、ご連絡ください。

応募フォームは近日公開予定です。