Deep Black BoxAIのブラックボックスを、1問ずつ開けて手で動かす。全21問。
before

ここからは、あなたが手を動かす番です

第1章〜第4章でやったのはAI の原理でした。つまみを回し、ずれを下げ、 言葉を数にするところまで見ました。ここからは その原理を、公開されている本物のデータで使います。

Kaggle と タイタニック

Kaggle は、同じデータと同じ問いが公開されていて、 誰でも自分のやり方で答えを出し、点が付く場所です。世界中の人が同時に同じ問題に当たっています。 答えがまだ決まっていない問題も、そこに並んでいます。

タイタニックは、その入口に置かれている問題です。 Kaggle を始める人が ほぼ全員 最初に触ります。 891人の記録から、誰が助かったかを当てます。
ここでやることは、そこでそのまま点になります。

渡されるのは、2つの表だけです

練習用の表の先頭5人(Kaggle の train.csv の実物)。緑の列 Survived が「生き残ったか」。 1 なら生存・0 なら死亡。この1列だけが、本番の表にありません。

あなたが見られるのは 891人(練習用・番号 1〜891)。
点が付くのは 418人(本番用・番号 892〜1309)。番号は1つも重なっていません。

本物のデータには、空欄があります

記録が残っていない箇所があります。数学なら「そこでは考えない」で済みますが、 本番の418人にも空欄があり、あなたは全員に答えを出さなければなりません。
だから何かで埋めるしかありません。埋め方を決めるのは あなたです。 この教材では年齢の空欄を 28歳(891人の年齢の真ん中の値)で埋めました。
出すもの
418行。1人ずつ 0 か 1 を書いたファイルだけです。「70%の確率で生存」では受け取ってもらえません。 採点は418人のうち何人が実際と一致したか。どんな手を使ったかは点に関係しません。
Question 18

列が足りないと、決め方をどう変えても そこで止まる

まず、性別だけで分けてみる

表の Sex の列を使って、891人を 女314人男577人に分けました。
同じ組に入った人には、同じ答えしか付けられません(使っているのは「男か女か」の1つだけだから)。
2つの組に、それぞれ 「生存」か「死亡」を決めてください。
当たりは「決めた側」の人数です。いちばん大きい数は何人になりますか。
人 当たり(891人中)
0目標 701891
2つの組に答えを決めてください。

次に、客室の等級を足す

表の Pclass の列は 1等・2等・3等の3つ。 性別2つ × 等級3つ = 6組になります。
1等がいちばん高い船室です。数字が大きいほど安い部屋です。
組が 2つ → 6つに増えました。当たりはどうなりますか。
(さっき出した数より 増えるか、変わらないか、減るか)
3つのうち1つを押してください。
縦線が 0.5(半分)。点が右なら「生存」が多い組です。
◇ はちょうど半分(どちらに決めても当たりは同じ)
6つの組にも、それぞれ 「生存」か「死亡」を決めてください。 この6組で出せるいちばん大きい数が目標です(人)。
人 当たり(891人中)
500目標 –760
6つの組の答えを決めてください。